爆サイの削除事例【過去の風俗勤務バレ】

2019年08月26日更新

今回の相談者は過去に高級ソープランドで勤務経験を持つ30代の女性。すでに退店しているが,2年経っても書き込みは収まらずエスカレートする一方だった。

そこで弊所に相談に訪れ,発信者情報開示訴訟で書き込んだ人間を特定し,その結果,それ以降,書き込まれることはなかったという事案だ。

事案の概要

過去のソープ勤務をバラされるに事足らず,今回書き込んだ本人はなんと2年にも渡り相談者に固執し,ネットだけでなく現実世界で相談者をストーキングし身内や婚約者の情報まで専用スレッドに書き込んでいた。

書き込んだ内容としては,相談者の勤務していたソープランドの店名源氏名本名住所実父と婚約者の個人情報だ。
中には,相談者が行きつけにしていた飲食店を特定する書き込みまであったことから,実際に相談者をストーキングし,身の回りの情報を調べ上げていたのだろう。

相談者としても,当初はソープを退店したら書き込みは止まるものだとばかり思っていたらしい。
しかし,その書き込みとストーキングは止むことはなく,むしろ身内にまで範囲が広がり,もはや手を付けられない状態になってしまっていた。

ここまで相談者に固執するということは,一見さんで単にサービスを受けたというよりかは,より相談者に近いところで接触する機会を持っていたのだろう。
そのように考えなければここまでエスカレートすることは考えづらい。

自分ではどうすることも出来ず,実父や婚約者まで巻き込んでしまった相談者は意を決して当事務所まで相談に来てくれた。

弁護士との無料相談

法律事務所に相談したのは今回が初めてということだった。なぜもっと早く相談しなかったのかと聞いてみると,「法律事務所は敷居が高くて何を言われるか分からないから今まで相談出来なかった」と。
たしかに,外部から見れば法律事務所というものは敷居が高くてとっつきづらいイメージを持たれているかもしれないが,当事務所は20代〜30代を中心とした弁護士で構成されている。

若い女性が1人でも安心して相談に来てもらえるような,そんな事務所だと自負している。

話は逸れたが,今回の相談者の要望としては,

専用スレッドが建てられているため丸ごと消したい
②スレッドがダメならコメントを個別に削除・開示したい
刑事告訴をして訴えたい
④もうこれ以上苦しい思いをしたくない

というものだった。
担当弁護士も概要を聞いて,書き込んだ人間に対して許せないという思いを持つとともに冷静にアドバイスを行った。

①はコメントを個別に削除するよりもハードルは高いがやってみる価値はある
②はコメント毎に開示請求を行うことで単にストーカーを煽っていただけの者にも請求でき,それが今後の抑止にもなる
③は一番悩むところで,警察というのは,本ッッッッッ当に動かない組織だ。警察が動けば裁判不要ですぐに発信者情報の開示がなされるのに,それをしない。そこで,開示ができた段階で改めて警察に相談するのはどうかと提案した。
開示で特定できた場合には,精神的損害も相手に請求できる

24時間土日対応でもここまで親身になって相談に乗ってくれるんだと感じた相談者は,その場で弊所に依頼をしてくれた。

弁護士はどのようにして書き込んだ人間を特定したのか?

爆サイに書き込まれたようなケースでは,爆サイの運営会社に対して任意で削除・開示を求める手段と,裁判を起こして削除・開示を求める手段の2パターンがあるのが通常の法律事務所だ。
当事務所では,それとは別のルートで削除・開示する方法を確立し,実際に任意請求や裁判手続きを行うよりも有効な方法として運用しているが,いかんせん通常の弁護士費用よりも高額になってしまう点がデメリットになる。

今回の依頼者は,あくまで任意でダメなら裁判,という意向だったので通常どおりの方法で削除・開示を進めていくことにした。

関連記事爆サイの書き込みを自分で削除・開示するやり方

 

爆サイに対する仮処分

発信者情報を特定するためには,まずは爆サイに対してどのようなネットワークと端末で書き込みがされたか開示をさせる必要がある。
というのも,爆サイはどんな人間でもネットとスマホを持っていれば書き込みができるというサイトのため,書き込んだ人間1人1人の個人情報は持っていない。
爆サイが保有しているのは,どのようなネットワークからどのような端末を使用して爆サイに書き込まれたか,その情報を持っているだけなのだ。

そのため,第1段階として爆サイに対して削除と開示を求める仮処分を行う。

今回は,スレッド全体で依頼者を誹謗中傷する,いわゆる「権利侵害性」が比較的強かったためスレッド全体の削除が認められたが,スレッドを立てた人間の開示までは認められなかった。
しかし,同時に申し立ていた各コメントを書き込んだ人間の開示は認められたため次の手続きに移行することになる。

ちなみに仮処分の段階で1ヶ月半〜3ヶ月ほどの期間を要することになる。

依頼者には事前に説明していたものの,やはり初めて経験する裁判手続きでこんなに時間がかかるものなのかと不安に感じていたようだ。

結果を出せば良い弁護士なのではなく,「依頼者に寄り添いながら結果を出す」というのが当事務所のポリシーだ。

電話相談も可能な爆サイの書き込みに対する相談はこちらから。

プロバイダに対する発信者情報の開示請求(通常の訴訟)

爆サイから必要な情報を得て,次に行うのは書き込んだ人間が契約していた回線事業者(携帯会社やフレッツ光などの固定回線を提供する通信会社)に対して,開示訴訟を行うことになる。

ここが発信者情報開示訴訟の手続きの中で最大の山場になる。
ただし,今回は相談者の実名から,実父や婚約者の個人情報まで書き込まれているため権利侵害性は極めて強い。

プロバイダの代理人弁護士が難癖を付けて不開示の判決を求めるような主張をしてくるが,どれも無理筋な主張だ。

2回の裁判期日で無事に発信者情報の開示がなされた。

開示された情報を依頼者に報告すると,驚きを隠せなかったようだ。

書き込んでいたのはソープ時代の常連だった

どうやら爆サイに書き込んでいた人間はソープ勤務時代の常連で太客でもあった人間だったようだ。

依頼者はあくまで仕事の関係と割り切っていたが,相手はそうではなかったらしい。
依頼者のことを好きすぎるあまりに2年にもわたる爆サイへの書き込みとストーカー行為をしていたらしい。

元々は良い常連さんだったということで当初は驚いていた依頼者だが,書き込んだ人間が誰かを知ることができて精神的なストレスがかなり減ったと聞いた。

あのときの常連だったと聞いて処罰感情も薄れていったらしく,警察への相談をすることは結局なかった。

その後相手に,今回の開示訴訟でかかった弁護士費用慰謝料を含めて損害賠償請求を起こし,認められた。

これでもう依頼者のことを書き込む者は現れず,心の平穏を無事に取り戻すことが出来た。

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