木村花さん死去 ネットの誹謗中傷対策の問題点を考える

恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレス選手,木村花さん(享年22)が亡くなった。

とても悲しいニュースだ。

ご冥福をお祈りいたします。

 

ニュースによると,木村花さんは,ネット上の誹謗中傷の被害にあっていたとのこと。

現在,ネットの誹謗中傷が増えてきており,大きな社会問題になっている。

 

対応策として,

被害届・刑事告訴による刑事事件化

削除

犯人の特定・発信者情報開示

といった対応策がある。

 

しかし,いずれの手続きも簡単ではない。

警察もこちらが民事上の発信者情報開示手続きで犯人を特定してからでないと,なかなか動いてくれないという問題点がある。

発信者情報開示手続きについては,Twitter社等の運営会社に対してIP等の開示の仮処分を申し立て,これにより開示されたIP等からプロバイダを特定し,プロバイダに対して契約者情報の開示を求める訴訟を提起していく必要がある。

すなわち,2つの裁判手続きが必要になるのだ。

全ての手続きを終えて犯人を特定するまでに,半年程度は時間がかかる。

さらに,煩雑なこれらの手続きをすすめるために,50万程度の弁護士費用も必要になってくる。

時間もお金もかかるのだ。

負担が大きい。

 

なんとか発信者情報開示の手続きを簡素化できないものだろうか?

表現の自由との兼ね合いもあり,どこかで裁判所の判断を挟む必要はあるのだろう。

でも,もっと簡単にできるはずだ。

第一段階のIPの開示については,各社,もっと簡単に応じて欲しい。

もっと簡易かつ迅速な手続きを創設して欲しい。

第二段階のプロバイダに対する訴訟についても,もっと簡易な手続き,それこそ仮処分等で対応できるようにして欲しい。

 

そして,警察。

サイバー課の強化や誹謗中傷課を創設するなどして,ネット上の誹謗中傷に対して,迅速に手続きができるような体制を整えて欲しいものだ。

 

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