TikTok誹謗中傷削除の解決事例~弁護士による削除申請~

Tiktokm(ティックトック)での誹謗中傷事件の概要

相談者は東京都新宿区在住の男性。飲食店を営む、小学生の娘を持つ父親でした。

ある日友人からTikTokに相談者の動画が投稿され話題になっていることを伝えられます。

相談者は、TikTokを利用したことがなく、動画の内容への心当たりはもちろん、投稿されている理由も検討がつかなかったため、TikTok内を検索すると、相談者の顔がはっきりと映っている動画が投稿されていたのです。

その動画は、自ら経営している飲食店でお客様と口論していたところを隠し撮りされたもの。さらに、相談者を態度の悪い店主だと誹謗中傷する内容が記載されていました

相談者としては、実際にお客様と口論したものの、互いに勘違いしていたことが判明し、ともに謝罪をし解決した話。

それが知らぬ間に動画を撮影された上に、態度の悪い店主だと誹謗中傷されネット上で拡散されているとは思いもしませんでした。

男性は、お店を経営しているため、取引先や顧客に見られてしまうと印象が悪く今後の経営に影響が出ることを懸念するとともに、何よりも娘の同級生が動画を発見し、自らが原因でイジメに発展する可能性を危惧していました。

そこですぐさま、TikTok内の「報告」ボタンで動画の削除を申請しましたが、状況は変わらず。

店の従業員にも協力を仰ぎ、削除申請を複数回行いましたが、成果は得られませんでした。

男性は困り果ててネットで様々な検索を行う中で当事務所の誹謗中傷削除・発信者情報開示の弁護士相談のHPを見つけ、どうにかできないかという思いで相談に来られました。

 

弁護士との相談内容

弁護士はTikTokに掲載されている動画を確認したうえで、TikTokにおける誹謗中傷について簡単に説明。

ネット上の誹謗中傷に関する相談は年々増加しており、TikTokに関する相談も年々増加しています。

そしてそれらの相談の多くは、知らぬ間に動画を拡散され、誹謗中傷されており「報告」ボタンで削除依頼をしても削除されないというもの

日々、多数の削除申請があり、運営側の対応が追い付いていないものと考えられます。

 

そこで、早急にTikTokの動画を削除する方法として2点あることを案内

まずは、TikTokに直接メールを送り、削除申請をする方法

これが功を奏さない場合は、裁判所に対して削除を申し立てる仮処分という方法です。

これに対し相談者は削除できるなら取りうる限りの手段を全て取ってほしいとのことでご依頼を受けることに。

方針として、まずはTikTokに対してメールを送り削除申請を行うことに決定しました。

弁護士によるtiktok動画の削除申請~削除に至るまで~

ご依頼をいただいてすぐに弁護士はTikTokの運営に対し直接メールを送付することに。

Tiktokのコミュニティガイドラインには、プライバシー権、名誉権、肖像権等の権利を侵害するようなコンテンツの削除について定められています。

Tiktokコミュニティガイドライン

「ユーザーは、恥をかいたり、屈辱的な思いをしたり、嫌がらせを受けたりすることなく自分自身を安心して表現できる必要があります。TikTokは、虐待的なコンテンツが個人に与える可能性のある精神的苦痛について深く理解しており、虐待的なコンテンツや行為をTikTokで許容しません。」

「他者のプライバシー侵害 個人を特定できる情報を漏らしたり、漏らすことを脅したりすることにより、深刻な精神的苦痛を生じさせたり、実世界での危害につながることがあります。これらは一種の虐待として見なし、TikTokでは許可しません。」

「TikTokのコミュニティガイドラインに違反している可能性があると考えられるコンテンツやアカウントを目にした場合は、運営へお知らせください。適切に対処致します。」

https://www.tiktok.com/community-guidelines?lang=ja

 

そのため、今回の動画が依頼者の権利を著しく侵害していることをTikTok側に伝える必要がありました。

今回の動画では、依頼者の顔と経営している店舗がはっきりと写っており、依頼者の肖像権、プライバシー権を侵害していることと、口論をしていたお客さんとの間では円満に解決したにもかかわらず、「態度の悪い店主である」と事実と異なる誹謗中傷をされた点で、依頼者の名誉権・名誉感情を著しく侵害していることをメールに記載しました。

その上で、今回の動画がTikTokのガイドラインに違反しているため、即刻の削除を求めたのです。

するとTikTokよりメッセージがあり、弁護士とTikTok運営側とやりとりをし,その翌日には「動画を削除しました」の報告が!!

Tiktokを確認すると動画は削除されており、依頼者にご依頼いただいてからわずか1日でのスピード解決に至りました。

弁護士からのコメント

Tiktokにおける動画の削除申請はもちろんご自身で行うことができますが、その動画が自身の権利をどのように侵害していてTikTokのガイドラインに違反しているのかを具体的にTikTokに対して説明する必要があります。

そして残念ながら、具体的な権利侵害の説明を行わない限りTikTokから動画が削除されない可能性もあります。このような場合、弁護士の法的な知見から運営側に対し説明を行うことで今回の事例のようにスムーズに解決できることもあります。

知らない間に自身の動画を掲載され、「報告」ボタンで削除申請をするも動画が削除されず、手立てがないとお困りの方は一度弁護士にご相談されることをお勧めします。

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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